いつでもどこでも!親子で楽しむコンパクトボードゲームの選び方とおすすめ
旅行や帰省、普段のお出かけで、「子供の待ち時間をどうしよう」「移動中に楽しめるものはないかな」と悩むことはありませんか。スマートフォンやタブレットも便利ですが、せっかくなら家族みんなで一緒に楽しめる時間を作りたいと考える親御さんもいらっしゃるかと思います。
そんな時に役立つのが、ボードゲームです。しかし、「ボードゲームは大きくて荷物になるのでは?」と感じるかもしれません。ご安心ください。最近では、持ち運びやすく、場所を取らないコンパクトサイズのボードゲームがたくさんあります。
この記事では、お出かけ先での親子の時間を豊かに彩る、コンパクトなボードゲームの魅力、選び方のポイント、そして具体的なおすすめゲームをご紹介します。
コンパクトなボードゲームがお出かけにぴったりな理由
コンパクトなボードゲームは、その名の通りサイズが小さく、軽いのが特徴です。そのため、旅行カバンやリュックサックの隙間にも収まりやすく、気軽に持ち運ぶことができます。
- 場所を選ばず遊べる: 車内や電車内、旅先のホテルや旅館、待ち時間のあるレストランなど、限られたスペースでも遊びやすいように設計されています。
- 手軽に始められる: 大掛かりな準備が不要なものが多く、思い立ったときにすぐに始めることができます。子供の気分転換にも最適です。
- 家族のコミュニケーションを深める: デジタル機器から離れて、目の前で顔を見合わせながら一緒に遊ぶ時間は、親子の絆を深める貴重な機会となります。
コンパクトボードゲームを選ぶ際のポイント
数あるコンパクトボードゲームの中から、お子さんと一緒に楽しめるものを選ぶために、いくつかのポイントをご紹介します。
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対象年齢を確認する: ゲームごとに推奨される対象年齢が記載されています。お子さんの理解度や発達段階に合ったものを選ぶことが重要です。ルールが簡単で直感的に理解できるゲームは、小さなお子さんでも取り組みやすいでしょう。
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サイズと携帯性を確認する: 「コンパクト」の定義は様々です。ポケットに入るくらいのサイズか、ポーチに収まるか、厚みはどうかなどを確認しましょう。カードだけ、または小さなケースに入っているものが特に持ち運びに便利です。
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コンポーネント(部品)に注意する: ゲームを構成するコマやカードなどの部品が、小さすぎないかを確認します。小さすぎる部品は、外出先で紛失しやすいリスクがあります。また、床に落としたりしないよう、遊ぶ場所にも配慮が必要です。
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プレイ時間を確認する: 移動中や待ち時間など、プレイできる時間は限られています。1ゲームが短時間で終わるもの、途中で中断しやすいものを選ぶと、様々なシーンで気軽に楽しめます。
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遊びごたえと繰り返し性: シンプルながらも、子供が飽きずに繰り返し遊びたくなる工夫がされているかどうかも大切です。運の要素と考える要素のバランスが良いゲームや、絵柄が魅力的なゲームは、子供の興味を引きつけやすいでしょう。
おすすめコンパクトボードゲーム
これらのポイントを踏まえ、親子で楽しめるコンパクトなボードゲームをいくつかご紹介します。(対象年齢は目安です。お子さんの成長に合わせてお選びください。)
ドブル (dobble)
- 対象年齢: 6歳くらいから(シンプルなルールなので4~5歳からでも楽しめる場合があります)
- プレイ人数: 2~8人
- プレイ時間: 約15分
- ゲーム概要: どの2枚のカードにも必ず1つだけ同じ絵柄が描かれています。その絵柄を誰よりも早く見つけて名前を叫ぶ、という反射神経と観察力が試されるゲームです。いくつかの遊び方があります。
- コンパクトさ: 丸い缶ケースに入っており、非常にコンパクトです。カードも丸く厚手で丈夫です。
- 親子の反応: シンプルなルールで、大人と子供が互角に競える面白さがあります。「あった!」「これだ!」と盛り上がり、絵柄を見つけるのが得意な子供が大人に勝つこともよくあります。
- 得られる効果: 観察力、反射神経、集中力、瞬発力。
- 親目線: 缶がしっかりしていて持ち運びやすく、カードも丈夫なので外出先にぴったりです。短時間でサクッと遊べます。
ナンジャモンジャ
- 対象年齢: 4歳くらいから
- プレイ人数: 2~6人
- プレイ時間: 約15分
- ゲーム概要: 山札からカードをめくり、そこに描かれた謎生物に「ナンジャモンジャ」という名前を自由に付けます。同じカードが出たら、その名前を誰よりも早く叫んだ人がカードをもらえます。最終的に一番多くカードを集めた人が勝ち、という記憶力と瞬発力のゲームです。
- コンパクトさ: カードのみで構成されており、非常にコンパクトです。専用の袋が付いているバージョンもあります。
- 親子の反応: 子供たちの自由な発想で名付けられるのが面白く、予測不能な展開で笑いが生まれます。大人も子供も、付けた名前を一生懸命思い出そうとする姿が楽しいです。
- 得られる効果: 記憶力、発想力、語彙力、瞬発力。
- 親目線: カードだけなのでかさばらず、どこでも気軽に遊べます。特別な準備は一切いりません。子供が自分で名前を考える過程も成長を感じられます。
ウボンゴ ミニ (Ubongo Mini)
- 対象年齢: 7歳くらいから(ピースが扱えればもう少し下からでも)
- プレイ人数: 1人~4人
- プレイ時間: 約15分
- ゲーム概要: テトリスのような多角形のピースを組み合わせて、カードに示された枠をぴったり埋めるパズルゲームです。ミニ版はピースの数が少なく、手軽に遊べます。1人でも遊べます。
- コンパクトさ: 小さな箱にピースと問題カードがセットで入っており、コンパクトです。
- 親子の反応: 黙々とパズルに取り組む集中力が必要ですが、ぴったりはまった時の達成感は格別です。「あーでもない、こーでもない」と一緒に考えたり、先にできた方が応援したり、協力する遊び方もできます。
- 得られる効果: 空間認識力、論理的思考力、集中力、問題解決能力。
- 親目線: ピースとカードだけなので、テーブルや地面があればすぐに始められます。1人でも遊べるので、親が少し手が離せない時にも子供が自分で集中して遊んでくれることがあります。
まとめ
コンパクトなボードゲームは、旅行や帰省といった特別な場面だけでなく、カフェでの待ち時間や公園での休憩時間など、普段のちょっとしたお出かけでも活躍します。手軽に持ち運べるからこそ、様々な場所で子供との「楽しい時間」を作り出すことができます。
今回ご紹介した以外にも、コンパクトで魅力的なボードゲームはたくさんあります。ぜひお子さんの興味や年齢に合った一品を探してみてください。一つカバンに入れておくだけで、お出かけがもっと豊かで楽しいものになるはずです。