『またこれ?』とならない!大人も一緒に楽しめる親子ボードゲームの選び方
子供との時間を豊かにするボードゲーム、大人も楽しめていますか?
小さなお子さんと一緒に過ごす時間は、何よりも代えがたい宝物です。遊びを通して子供の成長を感じることは、親にとっても大きな喜びでしょう。ボードゲームは、そんな親子の時間をより豊かにする素晴らしいツールの一つです。ルールを覚えたり、順番を守ったり、ゲームの展開に一喜一憂したりと、子供たちの様々な学びや感情を引き出してくれます。
一方で、「子供が気に入ったゲームを何度も何度も繰り返すのは少し疲れてしまう」「子供向けのゲームって、大人がやってもあまり面白くないんじゃないか」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。せっかくボードゲームをするなら、親も一緒に心から楽しめたら、その時間はもっと輝くはずです。
この記事では、「子供のために」だけでなく、「家族みんなが心から楽しめる」ボードゲームを見つけるための選び方と、大人も思わず夢中になってしまうようなゲームをいくつかご紹介します。
大人にとっての「子供向けボードゲーム」の楽しさとは
幼児や小学生低学年向けのボードゲームは、ルールがシンプルで分かりやすいものがほとんどです。しかし、そのシンプルさの中に、大人も楽しめる奥深さや魅力が隠されていることがあります。
- 純粋な運試しと一喜一憂: 子供向けのゲームでは、サイコロやカードの運が勝敗を大きく左右することがあります。この純粋な運の要素は、日常の複雑さから離れて、子供と同じようにドキドキしたり、思わず笑ってしまったりと、童心に帰るような楽しさを与えてくれます。
- シンプルだからこそ奥深い戦略性: 一見簡単に見えるルールでも、どのタイミングでどの手を選ぶか、といったちょっとした判断が結果に繋がるゲームもあります。子供の思考力に合わせてプレイしながらも、大人なりに戦略を練る余地があるゲームは、繰り返し遊んでも飽きにくい魅力があります。
- 子供の成長を見守る喜び: 子供がルールを理解していく様子、戦略を立てようとする姿、感情を表現する様子など、ゲーム中の子供の成長や新たな一面を発見できることも、親にとって大きな喜びであり、ゲームを一緒に楽しむモチベーションになります。
- 協力して目標を達成する一体感: 協力型ボードゲーム(参加者全員で一つの目標達成を目指すゲーム)では、親も子供もチームの一員として課題に立ち向かいます。一緒に考え、助け合い、クリアできた時の達成感は格別で、強い一体感が生まれます。
大人も一緒に楽しめるボードゲームを選ぶポイント
では、具体的にどのような点に注目してゲームを選べば、大人も子供も楽しめるボードゲームに出会えるのでしょうか。
- シンプルながら繰り返し遊びたくなる工夫があるか: ルールは簡単でも、毎回違った展開になったり、少しだけ戦略を考える余地があったりするゲームは飽きが来にくいです。運の要素と選択の要素のバランスが良いものがおすすめです。
- 短時間で終わるか: 子供の集中力は長く続きませんし、大人の側も家事の合間などちょっとした時間に遊びたいことがあります。15分~30分程度で決着がつくゲームなら、気軽に「もう一回」と誘うことができ、プレイ回数を重ねることで楽しさが増すゲームもあります。
- ハプニング性や意外性があるか: 予測不能な展開や、思わず笑ってしまうような面白い要素があるゲームは、子供だけでなく大人も新鮮な気持ちで楽しめます。バランスゲームで積み上げたものが崩れる瞬間や、予想外のカード効果などです。
- 協力型ゲームも選択肢に: 勝ち負けを競うゲームだけでなく、家族で力を合わせて目標を達成する協力型ゲームもおすすめです。大人も子供も同じ目標に向かって一緒に考える過程が楽しく、勝敗に関わらず「一緒にできた」という満足感が得られます。
大人にもおすすめ!親子で一緒に楽しめるボードゲーム(例)
具体的なゲーム名をいくつかご紹介します。これらはあくまで例ですが、選び方のポイントを踏まえたゲームのイメージとして参考にしてください。
例1:カードを使った予測・運試しゲーム
(具体的なゲーム名や特徴を記述。例として、『キャメルアップ カードゲーム』のようなシンプルながら競りや運の要素があるものを想定) 手札からカードを出してラクダの進むマスを予想したり、ピラミッドから出てくるダイスの目に一喜一憂したりするゲームです。ルールは非常にシンプルで、小さなお子さんでもすぐに理解できます。しかし、どのタイミングで予想するか、手札をどう使うかといった駆け引きの要素もあり、大人はそこに面白さを見出せます。子供は純粋な運の要素で楽しめますし、大人も「おおっ!」と思わず声が出るような展開があり、家族みんなで盛り上がれます。短時間で終わるので、隙間時間に繰り返し遊びやすい点も魅力です。
例2:シンプルながら思考力を育むアブストラクトゲーム
(具体的なゲーム名や特徴を記述。例として、『どうぶつしょうぎ』のようなシンプルながら奥深い戦略性があるものを想定) 将棋のルールをごくシンプルにしたような二人用ゲームです。駒の種類が少なく、動き方も駒にイラストで描かれているため、将棋を知らなくても小さな子供でもすぐに遊べます。子供は駒の動かし方を覚えることから始め、徐々に相手の動きを予測したり、簡単な戦略を立てたりするようになります。大人は、限られた駒の中で最善の手を考える奥深さに気づき、子供の成長を感じながらも真剣勝負を楽しめます。「詰み」の概念など、論理的な思考の基礎を遊びながら身につけることができる点でもおすすめです。
例3:ドキドキハプニングを楽しむバランスゲーム
(具体的なゲーム名や特徴を記述。例として、『はらぺこバオバブ』のようなバランスゲームでハプニング性があるものを想定) 不安定な塔や木の上に、様々な形のコマを順番に積み上げていくゲームです。いつ崩れるか分からないドキドキ感は、子供だけでなく大人も十分に楽しめます。どの位置に置けば安定するかを考える空間認識能力や、手先の器用さが養われますが、それ以上に「崩れた時のワイ!」というハプニング性が場を和ませ、笑顔を生みます。崩してしまった人が負け、という単純なルールなので、小さな子供でも分かりやすいです。大人は、より難しい置き方に挑戦したり、子供がどう置くかを見守ったりと、様々な楽しみ方ができます。
家族みんなで、ボードゲームをもっと楽しく
ボードゲームは、単にゲームとして遊ぶだけでなく、家族が同じテーブルを囲み、同じ時間を共有し、同じことで笑ったり悩んだりする、貴重なコミュニケーションの時間を提供してくれます。
親自身が「このゲーム面白いな」「次はどうなるんだろう」と純粋に楽しんでいる姿は、子供にとって何よりの「また遊びたい」という気持ちに繋がります。大人が無理に付き合っているのではなく、心から楽しむことで、ボードゲームの時間は家族全員にとって、より記憶に残る温かい思い出となるでしょう。
ぜひ、この記事でご紹介した選び方やゲーム例を参考に、家族みんなで笑顔になれる、お気に入りのボードゲームを見つけてみてください。