家で過ごす日も笑顔に!親子向けおうち時間ボードゲームの選び方とおすすめ
雨の日や寒い日など、外遊びが難しい日のおうち時間。テレビやゲームに頼りがちですが、「何か親子で一緒に楽しめることはないかな」と考える親御さんも多いのではないでしょうか。そんな時におすすめしたいのが、ボードゲームです。
ボードゲームは、リビングのテーブル一つあれば気軽に始められ、準備や片付けも比較的簡単なものが多くあります。短い時間でも集中して遊べたり、家族みんなで一緒に笑い合えたりと、おうち時間を豊かにするための魅力がたくさん詰まっています。
この記事では、特に小さなお子さん(幼児〜小学生低学年)がいるご家庭向けに、おうち時間を楽しく過ごすためのボードゲームの選び方と、いくつかのおすすめゲームをご紹介します。
おうち時間向けボードゲーム選びのポイント
おうち時間でボードゲームを最大限に楽しむために、以下のポイントを意識して選んでみましょう。
- 準備と片付けの手軽さ: 外遊びから帰ってきたり、ちょっとした隙間時間に始めたりする場合、複雑な準備が必要なゲームは負担になることがあります。箱から出してすぐに始められるか、片付けが簡単かを確認しましょう。
- プレイ時間の長さ: お子さんの集中力は年齢によって異なります。目安となるプレイ時間が15分から30分程度など、短すぎず長すぎないものが、飽きずに最後まで楽しむために適していることが多いです。
- プレイ人数: 家族構成に合っているか確認しましょう。2人から遊べるものや、4人以上でも楽しめるものなど、様々なゲームがあります。
- ルールがシンプルであること: 特にボードゲーム初心者のお子さんや親御さんにとっては、複雑なルールはハードルになります。絵や形で直感的に理解できるもの、ルールの説明が短時間で終わるものがおすすめです。
- 繰り返し遊びたくなる要素: ただ勝敗を決めるだけでなく、毎回違う展開になったり、何度遊んでも発見があったりするゲームは、おうち時間の定番として長く楽しめます。
- 体や声を使った要素: 静かに座って遊ぶだけでなく、少し体を動かしたり、声を出したりする要素があると、おうち遊びの良いアクセントになります。
おうち時間を楽しくするおすすめボードゲーム
これらのポイントを踏まえて、おうち時間におすすめのボードゲームをいくつかご紹介します。
『ごきぶりポーカー』
嘘つきを見抜く、シンプルで盛り上がるカードゲームです。
- 対象年齢目安: 8歳からとなっていますが、ルールを簡単にすれば5歳頃からでも楽しめます。
- プレイ人数: 2人〜6人
- プレイ時間: 15分〜20分
- 特徴: カードに描かれた生き物(ごきぶり、クモなど)を「これは〇〇です」と宣言して相手に押し付けます。相手はその宣言が「本当か嘘か」を見抜こうとします。見事に見抜くか、見抜けずに嘘がバレるとカードを引き取らなければなりません。
- おうち時間におすすめな点: 短時間で遊べ、読み合いやブラフの要素が楽しく、親子で駆け引きを楽しめます。声を出したり笑ったりしながら遊べることが多く、静かになりがちなおうち時間の良いスパイスになります。カードだけで場所を取らないのも便利です。
- 親目線での評価: 子供が「嘘をつく」という非日常的な行動にドキドキしながら挑戦するのが面白いです。相手の表情を読んだり、自分の表情を隠したりする練習にもなります。
『ナインタイル』
お題カードと同じように、自分の持つ9枚のタイルを並べ替えるスピードパズルゲームです。
- 対象年齢目安: 6歳から
- プレイ人数: 1人〜4人
- プレイ時間: 15分〜20分
- 特徴: 各プレイヤーは、裏表に絵柄が描かれた同じ9枚のタイルを持ちます。中央に置かれたお題カードの絵柄と全く同じになるように、誰よりも早く自分のタイルを並べ替えます。
- おうち時間におすすめな点: 箱を開けてすぐに始められ、タイルとカードだけで場所を取りません。考える力と同時に、素早く手を動かす力、集中力が養われます。短時間で決着がつくので、「もう一回!」となりやすく、何度も繰り返し遊べます。
- 親目線での評価: 単純なルールなのに、タイルの裏表をどう使うか、どのタイルを動かすかなど、意外と頭を使います。子供の観察力や処理速度が驚くほど向上するのを感じられることがあります。
『ito (いと)』
各自が引いた「数字」を「テーマに沿った言葉」で表現し、その言葉の強弱から数字の大小を推理して順番にカードを出していく協力型ゲームです。
- 対象年齢目安: 8歳からとなっていますが、簡単なテーマを選べば7歳頃から楽しめます。
- プレイ人数: 2人〜10人以上
- プレイ時間: 15分〜30分
- 特徴: 各プレイヤーは手札として数字カード(1〜100)を受け取ります。親が出したテーマ(例:「好きな動物」「行ってみたい場所」など)に対し、自分の持つ数字の大きさを言葉で表現します(例:数字が小さいほど「地味な動物」、大きいほど「派手な動物」など)。その後、相談しながら数字が小さいと思う人から順にカードを出していきます。全員が正しく順番に出せたら成功です。
- おうち時間におすすめな点: 勝ち負けではなく、みんなで協力してクリアを目指すゲームです。数字を言葉でどう表現するか、相手の言葉から数字をどう推測するか、といったコミュニケーションが中心になります。普段気づかない家族の一面を知るきっかけにもなります。
- 親目線での評価: 子供の語彙力や表現力、推測する力を養うのに役立ちます。「こういう言葉を使うんだ」「なるほど、そういう考え方をするのか」と、子供の成長や考え方に触れることができます。おうちでリラックスしながら、じっくり会話を楽しむのに最適です。
まとめ
おうち時間が増える日も、ボードゲームがあれば家族みんなで笑顔で過ごせます。外で思いっきり遊べない日のエネルギーを発散したり、親子でじっくり向き合って会話を楽しんだり、普段とは違う角度から子供の成長を感じたり。ボードゲームは、単なる遊び道具ではなく、家族のコミュニケーションを深め、おうち時間をより豊かなものにするための素敵なツールです。
今回ご紹介したゲーム以外にも、様々なジャンルのボードゲームがあります。ぜひ、ご家庭に合ったお気に入りのゲームを見つけて、楽しいおうち時間を過ごしてください。